マイナス100億をプラス100億に : 沖縄県宿泊施設再生プロジェクト

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2020年3月3日 「沖縄県宿泊施設再生プロジェクト」リリース

 

沖縄県内の業績不振に陥っている宿泊施設の再生を請け負う。沖縄最北端の村・国頭村にある築45年の廃ホテルをYANBARU HOSTELとして再生させたクリエイティブプロデューサーの小山健一郎が、業績不振に陥りその突破口が見えない施設を対象に行う。資金調達の支援から、施設のリブランディング、内装デザインから運営など、施設によって異なる現在抱えている問題に必要なプランを用意する。

 


1.資金調達からオペレーションの見直し含むデザインチェンジ、リニューアル後のプロモーション、運営・支払いまで一括して再生を請け負い、オーナーのリスクをゼロにして利益を共有する「成功報酬型」プラン。

2.現在の稼働率を下げている要因を見つけ出し、課題の打開策となるような企画を発案し実行する「企画解決型」プラン。

3.ポテンシャルはあっても有効活用できていないスペースをリノベーションし、利益を最大化する「空間デザイン」プラン。

他にもSNSを有効活用するだけ、イベントを行うだけ、メディアに露出するだけなど、簡単に解決するケースもあり、まずは施設が抱えている潜在的課題まで洗い出し、それに対する解決策を導き、再生に必要なプロセスを提案し実行に移す。

 

きっかけは沖縄最北端の村での廃ホテルの再生から

沖縄最北端の村国頭村にある辺土名商店街の一角に、誰もが再生を諦めた廃業ホテルがあった。ヤンバルの大自然が広がるその地は、那覇空港からは車で約2時間。バスを乗り継いで行くと片道約4時間という厳しい立地条件の場所。さらに躯体はやつれ、雨漏りもある築40年以上のホテル。しかし小山はその難題をやってのけた。銀行から無担保融資で受けた数億の資金を元手とし、内装は「OKINAWA CLASSIC」をテーマに小山自らが手掛け、コンセプトに「地域活性化」を掲げた「YANBARU HOSTEL」を見事2019年6月にオープンさせた。

オープンしてまだ半年足らずだが、一週間滞在型ホステルPRコンテスト、ドミトリーコミュニティ通称「ドミコミュ」や、一ヶ月3万円で宿泊できる「自分発明企画」など様々な企画を形にしてきた。「ドミコミュ」開催後のドミトリー稼働率は倍以上となりホステル全体売上の底上げに成功している。自分発明企画では、2020年2月1日の開始直後に約40名ほどの予約があり、今後は月々30名ほど受け入れ予定。誰もが希望を捨てたこの場所で、YANBARU HOSTELの売上を右肩上がりで上げながらも、地域活性化に貢献し着実に国頭村を活性化している。

「解決できない問題はない、できないとしたらそれは諦めているだけ。マイナス100億でもクリエイティブプロデュース力があればプラス100億にだって変えれる」と小山は自信に満ちた表情で話す。このプロジェクトが拡がることで何らかの問題を抱え経営難に陥っている宿泊施設の収入を安定させ、更にクリエイティブな企画を生むこの好循環を、日本中の宿泊施設やその他のサービス、企業にまで波及させていく。


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