おきなわいちば YANBARU HOSTELオーナー小山氏による 展示会「死と再生の神」開催(12.7〜12.28) 2020.11.30

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YANBARU HOSTELのオーナーであり、クリエイターやアーティストとしても多方面で活動する小山健一郎さんが、この度、展示会「死と再生の神」を開催する。会場となるYANBARU HOSTELでは、使い古された衣類をアートとして蘇らせた大きなキャンバスが数点展示されるほか、各地から集めた処分される寸前の古着およそ300kg分を空間デザインの一部として生まれ変わらせ、ホステル全体がアートと化す大規模な展示会となる予定だ。

 

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築46年の廃業したホテルを、新たな宿「YANBARU HOSTEL」として、地域起こしや人々が集う拠点へと生まれ変わらせた小山さん。一度役割を終えたものが命を吹き返し、コミュニティが生まれたり、人と人が交差する場所として新たな価値が創出されたことに喜びを感じたという。今回の展示会は、これまでアパレルや空間デザイン、インテリアデザインなどの仕事に携わる中で、小山さんが目を向けてきた「衣食住」にまつわる社会問題の一つ「廃棄される衣類」が題材になっている。「世界中で1年間に廃棄される衣料品の数は228億点にのぼると言われています。また、作られても市場で日の目を浴びることなく処分される衣類もかなり多くあるという現実を知ったんです。日々新しいものがどんどん生まれて世に出ていくけれど、使われなくなったものも視点を変えれば、価値を見出すことができます。僕は、デザインに携わる人間として、自分自身が社会に貢献できることは何か常に考えていますし、自分にしかできないことにチャレンジしたいんです」。

アートを通して、問題提起や考えるきっかけになればと、今回の展示会開催に至った。展示会と併せて注目したいのは、獲れたての魚介が味わえる国頭村の名店「国頭港食堂」と小山さんがコラボした限定メニューが登場すること。そのメニューとは「存在しなかったはずのパスタ。」だ。地元の漁港にあがった新鮮な魚介を使ったペペロンチーノがベースとなっていて、鱗や尾びれなど本来であれば処分せざるを得ない部位もすべて利用し、魚の出汁が効いた風味豊かな一品となっている。

「コロナ禍で、観光業界が大打撃を受けている。大変な状況だけど、いつだって創造する力が未来を拓いてきたと思うんです。ピンチのときこそしっかりと未来を見据えて、自分のやるべきことの本質を見てほしい」と展示会開催の裏に秘めた思いを語ってくれた小山さん。今後も衣料品廃棄や空き家問題など様々な社会問題を解決すべく新しいプロジェクトが始まっていくという。その皮切りでもある今回の展示会、ぜひ足を運んでみてはいかが?

 

https://drive.google.com/file/d/1uHHyvJWfuhWNV7cIi0asPBo2hHYZNMF7/view

information
Kenichiro Koyama  展示会 “THE FASHION”「死と再生の神」
場所:YANBARU HOSTEL
住所:沖縄県国頭村字辺土名1429
日時:2020.12.7~28 / 9:00-18:00 Free
電話:0980-41-2787
ウェブサイト:https://yanbaru-hostel.jp/

小山氏 Instagram:
https://www.instagram.com/kenichiro_koyama/
YANBARU HOSTEL Instagram:
https://www.instagram.com/yanbaru_hostel/

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