イベントで集まったかりゆしウエアの前で、リサイクルして作ったスーツを着る小山健一郎さん=7月25日、浦添市・サンエー浦添西海岸パルコシティ(Kenichiro Koyama Creative Produce office 提供)
【国頭・浦添】「ヤンバルホステル」オーナーの小山健一郎さんらが7月22~25日の4日間、浦添市のサンエー浦添西海岸パルコシティでかりゆしウエアの回収イベントを実施した。廃棄予定のかりゆしウエアを利用してスーツを制作するプロジェクトの一環。
同イベントでは、持ち寄ったかりゆしウエアとサンエー商品券500円分を交換。イベント期間中に626着が寄せられた。そのほか8月5日までに同ホテルに持ち込むなどされて集まったかりゆしウェアは計2千着以上に上るという。
今後も回収イベントを行い、20着以上持ち寄った人には制作したスーツを税抜き2万5800円で先行販売する予定。一般販売の詳細は年内に発表するとしている。
小山さんは「イベントを通して処分される服が減り、地球環境に貢献できたことをうれしく思う。より良い世界をつくるため、デザインや販売方法など、今後の展開を考えていきたい」と話した。9月11~12日にもパルコシティで回収イベントを開催する予定。