築45年の廃ホテルが蘇る: YANBARU HOSTEL

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2019年6月1日 築45年の廃ホテルをリノベーション「YANBARU HOSTEL」オープン

沖縄最北端に位置する国頭村。世界に誇るヤンバル国立公園を有しながらも、観光名所が集まる南地域の沖縄と比べて、日本、世界を通して認知の差を始め本来の国頭村の良さを理解されていないのが現状。この地において築45年の廃業したホテルをリノベーションするところからプロジェクトはスタートした。躯体はやつれ、外壁にヒビが入り雨漏りもあり、潰して建て替えるのは簡単だったが、地域再生の想いも強く、古き良き物を次代へ繋いでいきたいという気持ちからリノベーション(再生)という選択をとった。古さを良さに変えるようにデザインされたホステルは、高単価設定のホテルから安価に宿泊できるホステルへと活路を見出した。

新たな旅のカタチ
ヤンバルホステルは、手付かずの自然が残こされた沖縄北部において新たなる観光拠点、ソーシャルのハブを目指す。LCCが普及し、移動コストが安価になった昨今、一年に一回の豪華旅行もいいけれど、もっと気軽に〝週末はホステルライフ〟もいい。デイリーユースできるようなホステルを、今までの旅行の概念を変えるような、新たなる旅のカタチを、新しいライフスタイルを、ヤンバルホステルは提案する。

1.暮らせるホステル
長期滞在者向けの移住体験や住み込みでの就業体験などのプランを用意する。
2.遊べるホステル
ピンポン、ビリヤード、ボルタリング、DJブースなどレジャースペースを完備。外に出れば手付かずの自然資源の中でサーフィンやサイクリング、トレッキングなどが楽しめる。
3.働けるホステル
コワーキングスペース有し、ノマドワーカーをはじめフリーランサー、デザイナー、アーティストなど広く開放している。

Mission
ミッションはホテル事業を通して「地域活性化のシステム」を作ること。第一段階としては雇用と住居の双方からサポートすることにより移住者を誘致しやすい入り口を創る。次に、村内における起業のサポートを行う。世界自然遺産登録にも積極的に力を入れている国頭村だが、飲食店や宿泊施設の不足など国頭村が抱えている課題に対して、県内外の起業意欲のある人たちへアプローチを図り、物件探しや現地住民たちとのマッチングをサポートする。結果、雇用が増え、人口が増え、消費が増え、村の活性化に繋がる。地域の活性化なしにホステルの成功はないと。それこそが存在意義となるだろう。

YANBARU HOSTEL
沖縄県国頭郡国頭村字辺土名1429番地
0908-41-2787
https://yanbaru-hostel.jp/


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