古着のかりゆしウエアで製作した「OKINAWA SUITS」を着る小山健一郎さん(Kenichiro Koyama creative produce office提供)
日本たばこ産業(JT)が立ち上げた、地域社会の課題解決に取り組む「Rethink Project」は5月30日のごみゼロの日に合わせて、古着のかりゆしウエアを再利用し、ハイファッションスーツとして生まれ変わらせる「OKINAWA SUITS」を始動した。大量廃棄問題に関心を持つきっかけをつくることが目的。廃業したホテルを改装し、ホステルにした小山健一郎さん(34)がクリエイティブプロデューサーを務める。
「OKINAWA SUITS」をデザインする小山さんは「若者にかりゆしウエアを着てもらうためには、強烈なファッション性が必要だ」と強調する。「捨てられる古着から、おしゃれで着心地のいいスーツという『驚きと納得』を、デザインで調和させることを意識した。沖縄のスーツの定番になるとうれしい」と期待を込めた。
第2弾として、古着のかりゆしウエアを再利用したワンピースなどの制作も検討している。